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ケルクショーズ・イリヤ(Quelques Choses - il y a)

らららぎの思想の河床。記事まとめ▶ http://chatte.hatenablog.jp/entry/2017/03/05/011325

あんなにCMやってるのに、重要なことは教えてくれない(だがこれが消費者契約か)

■ご利用料金プラン
ご利用可能な料金プラン、サービスは下記の通りです。料金プラン:「スーパーカケホ」「スーパーカケホ(V)」「カケホ」「カケホ(V)」「LTEプラン」「LTEプラン(V)」
データ(パケット)定額サービス:「データ定額1/2/3/5/8/10/13/20/30」「LTEフラット」※「データ定額8~13」は2016年9月14日をもって新規受付(契約内容変更含む)を停止しますが、現在ご利用中の方は引き続きご利用いただけます。
――auサポート(17/02/03 引用時)

 ソフトバンクのイヌ家族物語にせよ、ぼくの使っているauの現代風おとぎ話にせよ――まあぼくは太宰にならって浦島太郎だけはおとぎ話ではなく詩だと思っているが――、あれだけバンバン広告を打っていて、CM好感度ランキングのトップになっているのに、肝心なことは教えてくれない。
 引用の「※『データ定額8~13』は2016年9月14日をもって新規受付(契約内容変更含む)を停止しますが、現在ご利用中の方は引き続きご利用いただけます」というのは、一見するとなんてありがたいんだという感じもするが、むしろ最近のMVNOに対抗して出した低価格プランに変更しないでいいならそのままでいてくれ~という話である。
 あんなにCMをやっているのに、と身勝手にぼやきたくなる。鬼ちゃんだの金ちゃんだのに「最低でも半年に一回は料金プランの見直しをしたほうがいいよね! いまはアプリでも安いプランを探せるし!」「そうだね、それで月に一万円ぐらい安くなるひともいるから、そしたらその浮いたお金でみんなで竜宮城に行こう!」みたいなこと言わせればいいのに、と思わなくもない。料金プランを見直さない消費者にもややあきれるが、こそこそ継続させるキャリア側にもなかなかあきれる。
 そのくせ学生のための新料金は、この商戦時期(1~5月)に必ず宣伝する。我がauは「auの学割天国U19」というおっさんが湿った会議室で命名したんだろうダサいネーミングで、3GB/2,980円の低価格料金を学生限定で打ち出した。ただこれもあたまがわるいというか、この料金で釣っておいて、実際は「新規のみ+固定回線も同時契約+親もauで契約」という条件を満たしたあとの値段になっている。こういう契約に乗ってしまう消費者が一定数いるのだろうと思うと、一部の有名のキャリアのビジネスモデルも、このような陰湿なものであり続けるだろう。

「ドコモの学割」は、XiTM契約で、料金プラン「カケホーダイ&パケあえる®」の基本プラン※1とパケットパック※2※3に新たに申込みいただくことで、1年間毎月の基本使用料を1,000円割引するキャンペーンで、「U25応援割®」※4と併せてご利用いただくことにより、1年間毎月の基本使用料を最大1,500円割引いたします。 (…)なお、本キャンペーンは、ご家族の新規契約や光ブロードバンドサービス契約、端末購入を条件としておらず、料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の基本プランとパケットパック(小容量の「データSパック」から大容量の「ウルトラシェアパック100」までのいずれか)を新たにお申込みいただくこと※1※2※3、または、既にご利用中のお客さまについては、大容量のパケットパックをご利用いただくこと※1※3※8を条件に適用いたします。
――NTTドコモ 報道発表資料 17/1/20

 先月発表されたドコモの学割。「なお、本キャンペーンは、ご家族の新規契約や光ブロードバンドサービス契約、端末購入を条件としておらず、(…)」と明記されているところが気になる。家族も一緒に申し込まないといけないauソフトバンクへのちょっとしたプレッシャーなのだろうか。ソフトバンクのサブキャリア(?)のワイモバイルでは、ドコモ同様にひとりでシンプルに学割を受けることができる。みんなふつうにそれでいいと思うんだけれど。
 それでも、契約というのは当事者間の自由で、消費者契約(事業主と消費者の契約)のほとんどは、不特定多数の利用者と一定の条件で契約する約款取引なので、ぼくら消費者にはキャリアを選ぶ自由しかないし、解約しない限りは自動更新と決められても文句言えない。

消費者は、消費者契約を締結するに際しては、事業者から提供された情報を活用し、消費者の権利義務その他の消費者契約の内容について理解するよう努めるものとする。

 これが「消費者法第三条二項」である。携帯電話のキャリアを選ぶときの、共通のスタート地点でもある。(でもauダサいやめよう…)