ケルクショーズ・イリヤ(Quelques Choses - il y a)

らららぎの思想の河床。記事まとめ▶ http://chatte.hatenablog.jp/entry/2017/03/05/011325

「私、白いものに目がないので」――乃木坂46・堀未央奈のコメント

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 今月売りの『BLT』(Beauty Lady Television, 2017年2月号・乃木坂46版)に「晴れ着だ! パーティだ! 乃木坂46全メンバー登場!」という特集があって、そのなかの「晴れ着散歩 Haregi Sampo」に載っていた、齋藤飛鳥生田絵梨花高山一実堀未央奈の四人の甲子神社(きのえねじんじや)カットが最高だった。
 その最後に「気になるお正月」という小さなコーナーがあって、どうやら出演者はじぶんの正月について話すようだが、堀ちゃんのコメントが最高におもしろかった。まずはおなじ企画の三人のメンバーから。(ほかのメンバーはそのあと列挙する)

齋藤飛鳥の気になるお正月:お正月は、家族でお墓参りに行きます。なぜかお墓の掃除が好きなんですよ。普段の掃除は苦手なのに(苦笑)


生田絵梨花の気になるお正月:年越しの夜は友だちの家でくつろいで、元日は昼過ぎまで寝て、家族と一緒におせちやお雑煮を食べて過ごします。


高山一実の気になるお正月:地元の友だちと一緒に行く初詣が最高に楽しい。お座敷のあるお店でラーメンを食べてから出かけたこともありました。

 いいですね、アイドルの無難そうなお正月を感じます。それに対して――もちろん本人は対しているわけではないだろうが――、堀ちゃんはなんと書いたのか。

堀未央奈の気になるお正月:私、白いものに目がないので、雪が降っているお正月にお餅を食べて、白い愛犬と遊んでいる時間が本当に幸せなんです。

 このセンスがほんとに好きすぎる。
 本雑誌では何人もの出演者が正月について語らされているのに、「私、」という語りかたも、節度のない自分語りも、堀ちゃんだけ。雪の正月とか、福袋・初詣クラスタからしたらあまりに不穏だし、そもそも共感を得やすい話でもないし、白の着物を身につけてるの高山一実のほうで堀ちゃんは赤だし(冒頭の画像最右が堀ちゃん)、ほかの出演者がお正月感を出すために使っている餅を「美味しいから好き」とか「普段は食べないから嬉しい」といった特徴づけではなく、「白いもの」というあまりにヘンな抽象化でもってさらりと登場させる。やばすぎる。それでも最後に「本当に幸せなんです」と言われてしまったら、そうだよねとしか言えなくなる。その有無を言わせないところがいい。大好きだ。
 ほかにも、まったく知らない子だけれど、川後陽菜のコメントもよかった。「お正月は実家の長崎から家族が東京に押し寄せてきます。私が帰りたいって言っても、東京に押し寄せてきます」――長崎にいる家族にとって、川後陽菜が東京というシンボルのすべてを背負っているように見えているのだろうか、そしてそれが嬉しいからこういうところにこうやって書くのだろうし、この子はアイドルしているなあというのを感じた一文だった。
 この四人だけではなく、ほかのメンバーのコメントも載せておく。「お正月は毎年我慢せず、そのときだけは好きなものを食べます。年に1回お酒を飲むのを自分に許すのもお正月です」(橋本奈々未)、「大みそかの『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ』とともに1年が終わります。お正月のことはその後に考えます」(白石麻衣)、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』が大好きで、里帰りすると家族や友だち出かけます。お正月も行きたいです!」(松村沙友里)、「毎年必ず、ばあちゃんちじいちゃんちに行って、新年のあいさつをしています。仏壇にも手を合わせて、お線香をあげます」(西野七瀬)、「家族と地元の神社へ行くのが恒例。去年のだるまを返して、新しいだるまを買うんです。メンバーと餅つきしてみたい!」(井上小百合)、「毎年帰省しています。実家で普通に過ごしていますね。1月4日が誕生日なので祝ってもらってから東京に戻ります」(衛藤美彩)、「1日から2日は親戚で集まって、3日に初詣に行きます。'17年も上手くいきますようにってお願いします♪」(秋元真夏)、「おせち料理が重箱に入っているって高校生の時に初めて知ったんですよ! 新内家のはお皿に盛られているだけ(涙)」(新内眞衣)、「海外へ行ってみたいなー。'16年のお正月はダラダラしすぎたて、これでもアイドルなのかと心配になったので(笑)」(伊藤万理華)、「元日の夜中に家族みんなで神社へ初詣に行って、お昼の2時くらいに帰宅したらみんなで正月番組を見ながらダラダラ過ごします」(北野日奈子)、「お正月は家族旅行を毎年しているので、'17年も行けたらいいなと思います。あと、お正月ならではなのに、おもちが苦手です……」(星野みなみ)、「親戚が久しぶりにみんな集まるみたいで、年下のいとこたち5人にお年玉をあげようかな。でも、破産してしまうよー!(笑)」(生駒里奈)、「毎年、家族みんなで旅行することが多いです。'17年は海外じゃなくて、国内の温泉旅館でゆっくりしたいねって話をしています」(桜井玲香)、「このお正月は絶対に、おもちを食べようと思っています! 太るのを気にしてずっと控えてきたけど、1年で食べる機会がほかにないから!」(若月佑美)、「家族で毎年同じ神社でお参りをして、お守りを買います。母と妹が神社とかが好きなので、お正月だけは私もついていくんです」(中元日芽香)、「お正月は、毎年お母さん方の祖父母の家に行くんです。そこで甘栗をむいて、無心で食べ続けるのが大好きです!」(樋口日奈)、「お母さん特製のお雑煮を作れるようになりたい。最後にご飯を入れて食べるんですけど、それが超おいしいんですよ」(渡辺みり愛)、「元日の朝に実家に帰ったら、毎年恒例なんですが、初売りに行き、神社でお参りして家でおもちを食べます」(鈴木絢音)、「お正月はおばあちゃんちでまったりが定番! 朝からぐだぐだごろごろ♪ '17年はでも、初詣に行きたいな」(伊藤純奈)、「今までやったことがないので、餅つきがしてみたい。私はつく係で、こねる係はちーちゃん。がんばってくれそう(笑)」(熊篠愛未)、「今度のお正月はハワイに行きたい。絶対行かないと思うけど。なんならお正月じゃなくてもいいので行ってみたい!」(佐々木琴子)、「趣味でフィギュアを収集しているんですが、お正月はフィギュアに和服を着せたり、横に門松を置いたりしたいです」(伊藤かりん)、「家から出ずにずっとテレビを見ているのが私のお正月。ドラマの一挙再放送やお笑いの特番を見ていますね(笑)」(中田花奈)、「元日は毎年おじいちゃんおばあちゃんの家へ。おじいちゃんが買った宝くじの当選を新聞で確認するのが私の役割!」(相楽伊織)、「家にみんなで集まって、おばあちゃんを中心におせち料理を作って食べるのが、いつものお正月。黒豆が好きです!」(和田まあや)、「お正月休みは中国に行きたいです。なぜか私、中華圏のファンの方が多いので、昨夏から中国語を勉強しています」(山崎怜奈)、「お正月は親戚一同で集まるんですけど、はとこの子とかが成長しているのを見ると、しみじみしちゃいます」(斎藤ちはる)、「お正月といえば、甘酒。実家近くの神社に初詣に行くと飲めるんですけれど、父と弟が飲めないので、私が飲みます!」(斉藤優里)、「大阪に帰れたら、高校の友だちが新年会を開いてくれるって言ってくれているので、今年のお正月はそれが楽しみ!」(川村真洋)、「お正月のニュースでよく取り上げられている福袋にすごい興味がわいてきて。'17年は初めて買ってみようかな」(寺田蘭世)。
 これが掲載されていた全員分。なんとか自己表現しようとしている子は「(苦笑)」とか「(泣)」とか「○○ー!」みたいな感じでニュアンスを出そうとしている。堀ちゃんはそんな化粧せずに、まるでふつうのテンションでふつうのことを書いていますみたいな風に、「白いものに目がなくて雪とか餅とか愛犬とかしあわせ~」とかいう意味不明な話をする。ああ好きだ…(あと10000回くらい言いたい)。みんなも堀ちゃんを推そうな…!