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ケルクショーズ・イリヤ(Quelques Choses - il y a)

らららぎの思想の河床。記事まとめ▶ http://chatte.hatenablog.jp/entry/2017/03/05/011325

名前が、読めません

 いろいろあって、いま名付けなくてはいけない案件をひとつ抱えている。おそらくその名前は、決まり次第で変更不可能になるもので、期間にして一瞬の可能性もあるし、へたすると(うまくいくと)何十年も「名告り」として存在する――ぼくの存在を表象する――ことになる。なんでそんな責任重大なことを俺がやらねばならんのだ、と感嘆してみても、まあぼく自身のことなので、めちゃくちゃ当たり前のことでしかない。
 社会に出てから六年、どうも最近、「相手の名前が読めない」というのは失礼にあたるということに気づいた。だったらルビか名札でもつけてくれりゃあ世界はジェントルなのに、なんてことを考えて社会不適合なのもいい加減にしたいところだが、わからんものはしょうがない。それで、ちょうどいいから名前を考えるついでに、今日一日、新聞に出てくる名前が読めるかどうかやってみた。速読を封じられひどく時間がかかってしまったので、仕事のほうは勝手に忙殺して遅延したが、まあそれもしょうがない。
 結果を言ってしまえば、ほとんど読めなかった。候補がいくつかあるパターンのやつは、もうほんとに信じられないくらいまったく自信ないし(「おやま…こやま…あれ」)、音訓のひらめきもない。こりゃあ、そりゃあ、失礼だわな、という感じで情けなかった。
 インターネッツだとIDがヒントになったりするのだけれど、そうじゃないのはお手上げ。読めないものは読めない。読めなさで言えば、DQNネームも、70~90代のひとの名前も、たいして変わらない。DQNネームは、読めないことよりも、親の願望が丸出しになっていたりするのが辛い。そんなもの背負わせるなよ……という悲壮に圧し潰されそうになる。名付けるのって、そうか、こんなに暴力的だったんだって気づかされる。ぼくは目を背ける。
 背けてる場合じゃなかったね、ぼくも名付けなければならない立場になってしまって、適当にやってたんだけど「適当につけないでください」って当たり前のこと言われて、ハッとした、暴力性から逃げていたんだった。「背負わせる気なんてなかったんで、適当につけましたー」って言うための段取りばかりしていたんだけれど、なるほど、やっぱり名付けなければならないんだよね。背負わせなければならないんだよね。あんまり気が進まないなあ。せめて読める名前にしようかな。
 というわけで、試しにいくつか書き出してみるので、読めなさを一緒に味わってほしい。知らないひとの名前って、こんなに読めないのかって打ちひしがれましょう。全員、有名人・アニメキャラもいますが、今日読んだ新聞に出てきた名前です。答えは来週あたりに、発表します。

 

 

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