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ケルクショーズ・イリヤ(Quelques Choses - il y a)

らららぎの思想の河床。記事まとめ▶ http://chatte.hatenablog.jp/entry/2017/03/05/011325

1ビットで使えることば

 飲み会の席で、ぼくがなにかを言ったのに対してちくわくんが「1ビットで使えることばですね」と言った。
 そんときはたぶん「なにそれ面白い表現」と思って騒いだと思うのだが、なんせアルコールに酔わされ記憶系が前後不覚に陥っていたので、なんのことも覚えていない。
 とりあえず、1ビットというのは、それか/それじゃないかのどちらかであることが確定している情報(量)のことで、そういうことばを探しているうちになにを言ったのか思い出すかもしれない。
 パッと思いついたのは「マグニチュード」ということばで、小学生高学年のときには知っていた気がする。たぶん。
 論文を読むことを考えて、英語で理数系を学ぶまでは、ずっと地震の大きさのことだと思っていた。マグニチュードと聞けば、地震マグニチュードという術語のように1ビットで使えた。
 本来はベクトルの大きさだって、星の大きさにだって使える単語で、地震のことだけではない。そこから派生して「in the first magnitude」というイディオムも生まれて、意味は「一流の(一等星の)」ということになる。
 探してみると1ビットで使っていたことばはたくさんあって、それが術語的で便利だったときと、ひとを置いてけぼりにしていたときがあるはずで、なんとも気をつけなくてはならないと感じた。
 まあそんなのはよくある反省なんだけれど、いまじぶんは何ビット(あるいは何バイト)の情報量で発言したのか、ことばを選んだのか、改めて意識する道具と手口を得た気がしたので記した。